読書が苦手な私が本を1冊読めるまで(※個人の感想です)
私は読書が苦手でした。小学生の頃はかいけつゾロリや恐竜の本が大好きでよく図書室に足を運んでいましたが、中学生になった頃からは全く本を読みませんでした。読書感想文なんて本当に苦痛だったので、友達や先輩に手伝ってもらったことをよく覚えています。
20代後半になり、自分の人生はこのままで良いのだろうかという自己嫌悪と仕事での業績不振によるストレスから出張中に倒れて救急車で運ばれたことがありました。病院のベッドで横になりながら、自分の中で何かを変えようと決心しました。
本を耳で聞く
私は趣味で球技をしていて、ネットで開催場所を見つけては様々な場所に飛び込みで参加しています。そこで知り合った若手社長さんとこんな会話をしました。
社長『本って読む?』
私 『読書が苦手で全然読んでないです・・・』
社長『通勤中は何してる?』
私 『基本運転しているので音楽を聴いてます』
社長『つまり耳は空いてるってことだね?これ聴いてみ。』
そう言われて勧められたのはオーディオブックでした。本の内容を朗読者の方が読み聞かせてくれるもので、その本は社長が自分の人生で最初に影響を受けた本でした。
社長『通勤中や隙間時間に聴くだけでいいからやってみなさい』
なんとなく面白そうだと思い、その日の帰りから通勤中は毎日聴くようにしました。すると、本の内容が今一番求めていた内容だったこともあり、スルスル頭に入ってきました。1週間ほどで聴き終えたので、似たようなものは無いかとYouTubeで探してみました。
YouTubeで本の要約を聞く
YouTubeには本の要約チャンネルがたくさんありました。『聴く』ことにすっかりハマってしまった私は、片っ端から本の要約を聴いていきました。
①サラタメさん
②フェルミ漫画大学
③学識サロン
④中田敦彦のYouTube大学
⑤両学長のリベラルアーツ大学 など
これらのチャンネルは本の要約を含む人生に役立つ情報を発信してくれているチャンネルです。自分に合ったチャンネルを探して、通勤中や隙間時間に聴いてみましょう。
本の要約を聴いていると、面白いと思った本を読んでみたいと思いました。意気揚々と本屋さんへ行き、本を購入。休日を利用して読書を開始しました。しかし、30ページを過ぎた頃、集中力が続かず断念。それ以降読む気にはなれませんでした。やはり、『耳で聴く』ことはできても『文字を読む』ということに関しては苦手意識があり、集中力が続きません。ある日、またいつものようにYouTubeで本の要約を聴いていると、興味のある本の漫画版があると知りました。
本の漫画版を読む
漫画なら私でも読める!!と、仕事帰りにまた意気揚々と本屋さんへ行き、自己啓発本の漫画版を購入しました。漫画版では内容が分かりやすくストーリー化されており、漫画だけで無く、章ごとに文章で補足説明もある為、『文字を読む』という意識付けができます。
※これは最近気づいた余談ですが、スマートフォンで漫画を読んでいると、紙で漫画を読むのが苦痛になります。良し悪しは別にして、たまには紙で漫画を読むのも良いかもしれませんね。
『本の要約を聴く』『本の漫画版を読む』はできても本が読めない。私は『文字を読む』力を身につけるために本の要約アプリを探しました。
本の要約アプリで読む
本の要約アプリ『flier』を見つけました。このアプリはお金はかかりますが、200ページ以上ある本の要点を6~8ページにまとめてくれているので、読書が苦手な私にとっては本当に神アプリでした。このアプリを活用し、毎月5冊の要約を読むようにしたことで『文字を読む』力を少しずつ身につけることができました。もっと文字を読みたいと思った私はアプリ版の日本経済新聞を見つけました。
アプリで日本経済新聞を読む
当時の私はテレビのニュースやYahooニュースは見るものの、新聞なんて全く読んでいませんでした。日本経済新聞のアプリでは無料会員登録をすると、読みたい記事が毎月10記事まで無料で読めます。毎日見出しを確認して気になる記事があれば開いて読む。何も知らないままで30代に突入するわけにはいきませんので、無料でできるならやっていて損はないです。世界情勢や社会動向など自分の仕事に関わる情報をいち早く入手することで、今の仕事にも役立てることができました。
※『Voicy』というアプリで日本経済新聞や毎日新聞を耳で聴くことができます。興味のある方はぜひ聴いてみてください。
本を1冊読む
本当に長かったです。実はここまで約2年かかりました。それだけ読書が苦手で避けて通ってきたのだと思います。ですが、本を読めるようになって良かったことがあります。
①成功者の考え方や成功体験を学ぶことができる
②頭の整理ができる
③集中力が持続する
など他にもたくさんありますが、私の人生において間違いなく大きな影響を与えた行動だったと思います。
アウトプットする
私はこれまで学んだことや興味があったことをすべてSNSにアウトプットしています。自分の携帯やノートにメモするのも良いですが、私の場合は他のメモに埋もれて絶対見なくなります。なので、アウトプット専用のSNSアカウントを作成し、学んだことや気になったことはすべて投稿しています(鍵付き)。そうすることで『自分だけの人生ノート』ができます。SNSであれば毎日開くので、悩んだり立ち止まったりした時に見返すことで人生の道しるべになると思います。ぜひやってみてください。
まとめ
正直に今の気持ちを言うと、本を読むことよりも、私が本を読む為に行ってきたプロセスの方が今の若い子には合っているかもしれません。スマートフォンを活用した勉強方法の一つとして実践してもらえると嬉しいです。要約にはどうしても要約者の主観が入り、作者が伝えたい内容と異なる場合があります。でも私のように読書が苦手な人には関係ありません(笑)。自分が必要とする情報だけを抽出して学んでください。そして、学んだことは必ずアウトプットして実践してください。学んだだけでは何も変わりません。友達や家族で共有し、みんなで行動してみてください。
※一つだけ注意するのは、『俺いま勉強してるぜ』『そんなこと知ってるぜ』アピールはやめましょう。あくまでも謙虚に。本を読んでいるということを言わない方が良い場合もあります。
本を読んだからといって特別偉い訳でもないですが、私は本を読んだ方が良いと思っています。何か人生で悩んで、立ち止まっているときに必ず助けてくれるはずです。成功者は過去に多くの失敗をして今の成功を手にしています。その経験が記されている本から学ぶということは成功への近道です。必ず自分の人生に役立つでしょう。
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